
NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)

NIPTは妊娠11~15週頃に採血をおこない、胎児が21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーである可能性を調べる検査です。
当院は2022年9月26日に日本医学会の出生前検査認証制度等運営委員会に認可され、大阪大学医学部附属病院を基幹施設とする連携施設に認証されています。
当院でのNIPTが選ばれる理由
- 基幹病院(大学病院など)レベルの診療体制
当院には臨床遺伝専門医と認定遺伝カウンセラーが在籍し、仮に陽性が出ても追加検査やその後の対応を全て当院で受けてもらうことができます。現行、多くの検査施設ではそうした体制が備わっていません。 - もっとも実績のある検査法を使用
NIPTと呼ばれる検査方法は各社が近年参入してきていますが、当院ではNIPT のパイオニアである Sequenom が 2011 年に開発した検査法を採用しています。日本でも最も古くから主要な検査法として約10年間行われており、データ量と検証の歴史から最も信頼できる方法と考えています。 - 良心的な料金体系
さらに安価になり、陽性時の追加検査(羊水検査)は無料
- 解説
- 認可施設では昨年まで20万円前後が相場でしたが、135000円(税込、カード使用可)まで安価になりました。NIPT陽性になった場合は確認のため必ず羊水検査(12万円前後が相場)を受けることになりますが、当院では追加時の羊水検査の費用はいただきません。
対象妊婦 | 妊娠11~15週頃の妊婦で、当院でNIPT・遺伝カウンセリングを受けた後に、出生前検査を希望される方。分娩場所や通院施設は問いません。NIPTだけの受診も可能ですが、事前のNIPT・遺伝カウンセリングを受診が必須となります。 |
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予約の取り方 | インターネットで予約は取れません。電話でNIPT・遺伝カウンセリングの予約をお取りください。 |
NIPT 検査費用(税込) |
135,000円(結果が陽性の場合の羊水検査の費用を含んでいます。visa・masterのクレジットカードが使用可能です。)別に事前のNIPT・遺伝カウンセリング外来費用7,000円がかかります。 |
検査の流れ | 当院において、月曜、土曜のNIPT・遺伝カウンセリング(担当:認定遺伝カウンセラー岡田千穂、鹿嶋見奈、金城ちなつ)を電話予約(外来時間内に限ります)の上、受診してください。夫婦同伴を推奨しています。できましたら事前に、当院からのNIPT・遺伝学的検査についての説明をお読みいただき、わからないことや聞きたいことを遺伝カウンセリングの際に質問していただくと良いでしょう。カウンセリング外来初診の際に、当院受診の有無に関わらず、予診カードをご記入いただいております。事前に記入のうえ、ご持参いただきますとスムーズです。当日検査を受けたい方は、予診カードと同意書にご夫婦のサインをしてご持参ください。 約2週間後、結果の説明をいたします。
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検査項目 | 日本医学会の指針に基づき、NIPTでは21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーの3疾患についてのみ検査を行います。 |
検査の特徴 | 当院のNIPTは米国LabCorp社のMaterniT®21 PLUSを採用しています。 MaterniT®21 PLUS※は、NIPT のパイオニアである Sequenom が 2011 年に開発した検査で、これまでに 100 万件以上の受託実績があります。日本では 2013 年に導入され、今日まで主要な NIPT テクノロジーとして利用されてきました。本検査は、ラボコープの Sequenom ラボ(米国)で行われており、CLIA/CAP 認証ラボとして厳格な外部精度管理が行われています。また、検査プロセスは継続的に検証が行われており、現在も検査精度や信頼性の向上に取り組んでいます。21トリソミーについては、感度及び特異度ともに99%以上と極めて高い精度を示しています。 |
検査結果 | 陽性・陰性・判定保留があります。 陽性及び判定保留の場合は、当院において羊水検査で確認検査を行います。当院は臨床遺伝専門医(神田院長)の在籍する認証施設であり、陽性の際の対応も行なっております。 |